得たりやおう(読み)エタリヤオウ

デジタル大辞泉 「得たりやおう」の意味・読み・例文・類語

えたり‐や‐おう【得たりやおう】

[連語]《「や」は間投助詞、「おう」は感動詞》うまく仕留めたとき、また、それ来たと応戦するときに発する語。えたりおう。
「ひるむところを―とて十騎の兵轡くつわをならべて懸けたりければ」〈古活字本保元・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「得たりやおう」の意味・読み・例文・類語

えたり【得たり】 や おう

  1. えたり(得)おう
    1. [初出の実例]「平氏の郎等矢庭に二人射落されて、ひるむところを、えたりやおうとて、十騎の兵轡をならべて懸けたりければ」(出典:保元物語(1220頃か)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む