得たりおう(読み)エタリオウ

デジタル大辞泉 「得たりおう」の意味・読み・例文・類語

えたり‐おう【得たりおう】

[連語]得たりやおう」に同じ。
「打たれてちっとひるむところに、太刀を捨てて、―とて組んだりけり」〈平家・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「得たりおう」の意味・読み・例文・類語

えたり【得たり】 おう

  1. 相手をうまく仕止めたときや、自分に好都合なときなどに勇んで発することば。えたりやおう
    1. [初出の実例]「得たり、をうと云て、脇と思しき所に刀を𣠽口(つかぐち)まで突立てつ」(出典今昔物語集(1120頃か)二七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android