…また1873年には渋沢栄一らが〈抄紙会社〉(のちの王子製紙)を設立し,苦心の末75年7月に操業を開始している。このような民間洋紙製造会社の創立・開業に対して,官営製紙事業は74年に得能良介が大蔵省紙幣寮寮頭に任ぜられたときに立案され,75年に抄紙局によって東京王子に官営製紙工場の建設が始まり,翌76年に完工した。これが翌77年印刷局抄紙部となり,79年には最初の国産抄紙機を据え付け,印刷用紙を生産し市販した(それまでは手すきであった)。…
※「得能良介」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...