お【御】 …下(くだ)さる
- ( 「下さる」は「くれる」の尊敬語。間に動詞連用形を入れて用いる )
- ① 相手(動作主)の自分の側への行為に対する尊敬の意を表わす。
- [初出の実例]「見苦敷所に御出被下まして、病を御救被下まして」(出典:隣語大方(18C後)三)
- ② ( 「お…ください」などの形で ) 尊敬の意をこめた依頼、丁寧な命令を表わす。「しばらくお待ち下さい」
- [初出の実例]「主人が聞きましては迷惑に存じます。お戻し下されませ」(出典:歌舞伎・唐崎八景屏風(1703)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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