御前崎町(読み)おまえざきちよう

日本歴史地名大系 「御前崎町」の解説

御前崎町
おまえざきちよう

面積:一二・一八平方キロ

県の最南端の東に突き出す岬に位置し、駿河湾を隔てて伊豆半島に相対する。北は相良さがら町、西は小笠おがさ浜岡はまおか町、東は駿河湾、南は遠州灘に面する。町の大部分牧之原まきのはらから連なる標高三〇―四〇メートルの台地で、台地は海岸近くまで迫って急激に海に突入し岩礁を形成する。御前崎の海岸部はウミガメ(アカウミガメ)及びその産卵地として国の天然記念物に指定されている。また遠州灘から吹上げる強風は三稜石をつくり、白羽しろはの風蝕礫産地として同じく国指定天然記念物。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報