御器の実(読み)ゴキノミ

デジタル大辞泉 「御器の実」の意味・読み・例文・類語

ごき‐の‐み【御器の実】

《椀の中に入れるものの意》めし。また、生活の種。
草履、雪駄、傘、木履は、つかみ奉公する者の―だが知らないか」〈浄・加増曽我〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御器の実」の意味・読み・例文・類語

ごき【御器】 の 実(み)

(飯椀の中に入れるものの意)
ごはん。飯。
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)四「役の行者の跡をおひ、朝夕してやる五器膳器、五器の実(ミ)
② 生活の種。生活の手段
※浄瑠璃・加増曾我(1706頃)一「草履、雪駄、傘、木履は、つかみ奉公する者のごきのみだが知らないか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android