御国廻御行程記(読み)おくにまわりごこうていき

日本歴史地名大系 「御国廻御行程記」の解説

御国廻御行程記
おくにまわりごこうていき

七巻 有馬喜惣太著

成立 宝暦年間

原本 山口県文書館毛利家文庫

解説 御国廻は萩藩主初入国などの時、国内巡見の一定路線である(一)萩―阿武郡下田万村間、(二)阿武郡下田万村―同郡徳佐村野坂間、(三)阿武郡徳佐市―玖珂郡秋掛村亀尾川間、(四)玖珂郡山代本郷―同郡小瀬川間、(五)玖珂郡関戸村―佐波郡大崎村間、(六)佐波郡大崎村―豊浦郡赤間関間、(七)豊浦郡幡生―萩間の様子を、街道を中心に山・川・樹林人家寺社などを含めて図示した彩色絵地図。本村小村・郡名・寺・堂・本宮小宮・家・蔵・番所・一里塚・高札場・村境・駕籠場・山名・古城山には特有の記号と彩色を施し、必要に応じ寺社旧跡などには起源沿革その他の説明を注記する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む