御国廻御行程記(読み)おくにまわりごこうていき

日本歴史地名大系 「御国廻御行程記」の解説

御国廻御行程記
おくにまわりごこうていき

七巻 有馬喜惣太著

成立 宝暦年間

原本 山口県文書館毛利家文庫

解説 御国廻は萩藩主初入国などの時、国内巡見の一定路線である(一)萩―阿武郡下田万村間、(二)阿武郡下田万村―同郡徳佐村野坂間、(三)阿武郡徳佐市―玖珂郡秋掛村亀尾川間、(四)玖珂郡山代本郷―同郡小瀬川間、(五)玖珂郡関戸村―佐波郡大崎村間、(六)佐波郡大崎村―豊浦郡赤間関間、(七)豊浦郡幡生―萩間の様子を、街道を中心に山・川・樹林人家寺社などを含めて図示した彩色絵地図。本村小村・郡名・寺・堂・本宮小宮・家・蔵・番所・一里塚・高札場・村境・駕籠場・山名・古城山には特有の記号と彩色を施し、必要に応じ寺社旧跡などには起源沿革その他の説明を注記する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む