御執(読み)みとらし

精選版 日本国語大辞典 「御執」の意味・読み・例文・類語

み‐とらし【御執】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語、「とらし」は、動詞「とる」に尊敬助動詞「す」の付いた「とらす」の連用形から ) 貴人が手におとりになるもの。特に、その弓をいう。みたらし。
    1. [初出の実例]「やすみしし 我が大君の 朝には とり撫でたまひ 夕には い倚り立たしし 御執(みとらし)の 梓の弓の」(出典万葉集(8C後)一・三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む