御宝殿(読み)おほうでん

日本歴史地名大系 「御宝殿」の解説

御宝殿
おほうでん

建治三年(一二七七)四月二八日の高井道円(時茂)譲状案(中条町役場所蔵文書)奥山おくやま庄内として「おほうてん」とみえ、同年一一月五日の道円譲状(山形大学所蔵中条家文書)でも御宝殿を含む庄内のほぼ同様の地が孫の左衛門三郎義頼(茂連)に譲られている。御宝殿とは代々三浦和田氏の惣領(中条氏)に相伝された当国における同氏の祖廟のようなもので、これに付属した所領も含むと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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