御布呂遺跡(読み)おふろいせき

日本歴史地名大系 「御布呂遺跡」の解説

御布呂遺跡
おふろいせき

[現在地名]高崎市浜川町 御布呂

榛名はるな東南麓扇状地形の先端に位置し、東南流する井野いの川右岸にある。標高一一五メートル前後の微高地である。昭和五四年(一九七九)七月から翌年三月にかけての発掘調査によって、三層の水田跡、その他の遺構が検出された。水田跡は下層から四世紀初頭と推定される浅間山の噴出物であるC軽石層に覆われた層、六世紀初頭と推定されるふたッ岳の噴出物である降灰層に覆われた層、六世紀中頃と推定される同じく二ッ岳噴出の軽石層に覆われた層があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android