御布呂遺跡(読み)おふろいせき

日本歴史地名大系 「御布呂遺跡」の解説

御布呂遺跡
おふろいせき

[現在地名]高崎市浜川町 御布呂

榛名はるな東南麓扇状地形の先端に位置し、東南流する井野いの川右岸にある。標高一一五メートル前後の微高地である。昭和五四年(一九七九)七月から翌年三月にかけての発掘調査によって、三層の水田跡、その他の遺構が検出された。水田跡は下層から四世紀初頭と推定される浅間山の噴出物であるC軽石層に覆われた層、六世紀初頭と推定されるふたッ岳の噴出物である降灰層に覆われた層、六世紀中頃と推定される同じく二ッ岳噴出の軽石層に覆われた層があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android