御幣持(読み)ゴヘイモチ

デジタル大辞泉 「御幣持」の意味・読み・例文・類語

ごへい‐もち【御幣持(ち)】

御幣を持って、参拝する主君随従すること。また、その人。
人におもねり取り入ること。また、その人。たいこもち。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御幣持」の意味・読み・例文・類語

ごへい‐もち【御幣持】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神前に供えるための御幣を持ってゆくこと。また、その役の者。御幣かつぎ。
    1. [初出の実例]「其上神祇官発遣之節、御幣持之白丁、其外御幣櫃雨気之御雨具等用意仕」(出典:壬生家記‐明和元年(1764)八月(古事類苑・神祇一八))
  3. ( 主君に随従して御幣を持ち歩くことから ) 他人につき従っておもねること。また、その人。

おんべい‐もち【御幣持】

  1. 〘 名詞 〙 相手機嫌をとって気に入るようにふるまうこと。また、その人。ごへいもち。おんべい。おんべかずき。おんべもち。〔物類称呼(1775)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android