御戸代(読み)ミトシロ

デジタル大辞泉 「御戸代」の意味・読み・例文・類語

みと‐しろ【御戸代/刀代】

《「みと」は「御処」で神有地の意かという》神にささげる稲を作る田。神田しんでん
「および―を増し給ふ」〈持統紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「御戸代」の意味・読み・例文・類語

みと‐しろ【御戸代・神田】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「みと」は「御処」で神有地の意かという ) 神にささげる稲を作るための田。神領の田。神田(しんでん)。御戸代小田。御戸代田。みたしろ。
    1. [初出の実例]「幣(みてくら)畿内天神地祇に班(あかちまた)したまふ。及神戸田地(ミトシロ)増したまふ」(出典日本書紀(720)持統四年正月(北野本訓))

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世界大百科事典(旧版)内の御戸代の言及

【神田】より

…神社の神饌や供祭料などの祭祀等の諸経費にあてる田地。《日本書紀》崇神7年11月条に〈天社,国社および神地,神戸を定む〉とみえるが,神田は大化前代から存在し,御戸代(みとしろ)と呼ばれた。律令制下では一般の田地と異なって,収授の対象から除かれている。…

※「御戸代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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