日本歴史地名大系 「御所内村」の解説 御所内村ごしようちむら 滋賀県:近江八幡市御所内村[現在地名]近江八幡市御所内町野田(のだ)村の東にあり、南は友定(ともさだ)村、北は長田(おさだ)村。「輿地志略」によれば貞観年中(八五九―八七七)以前は中村と称していたが、地内に惟喬王が暫時住し(跡地は王屋敷と伝える)、以後御所内の地名が生じたという。また「蒲生郡志」は文和三年(一三五四)足利尊氏が後光厳天皇を奉じて武佐(むさ)行宮に避難したことにより生じた地名とする。寛永石高帳では高七一三石余、うち仁正寺藩領六斗余・旗本坂井領一三石余・同島(治左衛門家)領五〇〇石・同島(弥次右衛門家)領二〇〇石。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by