御机村(読み)みづくえむら

日本歴史地名大系 「御机村」の解説

御机村
みづくえむら

[現在地名]江府町御机

大山南麓、美用谷みようだに川と船谷ふねだに川の上流部に位置し、南西無用むよう村・栗尾くりお村。南東下蚊屋さがりかや村から続く大山道のうちの横手よこて道は、村内を抜けて北の鍵掛かぎかけ峠に至る。集落の南入口には文政八年(一八二五)造立の大山常夜灯がある。かつては見詰村と称したが、後醍醐天皇行幸の際に新机三脚に乗せた団子を勧めたことから三机といわれ、のち御机に改称したと伝える(日野郡史)。大山領で奥組(山手組)に属した。享保四年(一七一九)の徳川氏朱印状では高一九〇石余(鳥取県史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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