御滑り(読み)オスベリ

デジタル大辞泉 「御滑り」の意味・読み・例文・類語

お‐すべり【御滑り】

滑り台」の美化語
女房詞から》神仏への供物貴人食物所持品のお下がり。
「『あなた、―でございます。一つお戴き遊ばせ』と青柳夫人は菊の御紋をうち出した紅葉雁べにらくがんを東老人にはさむ」〈蘆花黒潮
布団のこと。
「夜のしとねをば、公家にては、よるのおましとも、―とも申さるる由なり」〈貞丈雑記・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android