御炊(読み)みかしき

精選版 日本国語大辞典 「御炊」の意味・読み・例文・類語

み‐かしき【御炊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 内膳司官人。また、一般に貴人食事準備をする者。
    1. [初出の実例]「宮主催儲内膳御炊女(ミカシキ)」(出典中右記‐嘉承二年(1107)一二月二一日)
  3. 貴人の食事を調える場所
    1. [初出の実例]「臼ひとつに、女ども八人たてり、米精(しら)げたり、これは、みかしき」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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