御用包(読み)ごようづつみ

精選版 日本国語大辞典 「御用包」の意味・読み・例文・類語

ごよう‐づつみ【御用包】

〘名〙 江戸時代常是(じょうぜ)(=銀座)と本両替屋仲間の各店とで封包した金銀貨で、公用のもの。包んだままで通用した。
浮世草子・浮世栄花一代男(1693)二「我江戸の駿河町にて御用包(ごヨウヅツミ)一度に五七万見し事有」

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