御笠川
みかさがわ
太宰府市から福岡市博多区へ流れる二級河川。河川延長は約二三キロ。太宰府市と筑紫野市の境の宝満山(八六七・八メートル)の西麓に発し、太宰府天満宮や大宰府政庁跡の近くを流れて大野城市に入り、博多区の千代六丁目と石城町の境で博多湾に注ぐ。太宰府市で鷺田川、大野城市で牛頸川、博多区で諸岡川など支流を合流する。中世の「八幡愚童訓」に水城(現太宰府市)の近くにあると記される「藍染河」、連歌師宗祇が記した「筑紫道記」にみえる思川、染川(藍染河)は当川の支流とされる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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