御結(読み)おむすび

精選版 日本国語大辞典 「御結」の意味・読み・例文・類語

お‐むすび【御結】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 「にぎりめし(握飯)」を丁寧にいう語。
    1. [初出の実例]「おむすびのほどけたを喰ふ居候」(出典:雑俳・柳多留‐一二六(1833))

御結の語誌

「むすび」は「むすぶ」の名詞形で、「むすぶ」は「印をむすぶ」「(手を)むすんでひらいて」などのように、てのひらを閉じる意に通じ、飯について「にぎる」にあたるが、動詞としての用例は見られない。→「おにぎり(御握)」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android