御統(読み)ミスマル

デジタル大辞泉 「御統」の意味・読み・例文・類語

み‐すまる【統】

上代多くの玉を緒に貫いて輪とし、首にかけたり腕に巻いたりして飾りとしたもの。
弟棚機おとたなばたうながせる玉の―」〈・上・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「御統」の意味・読み・例文・類語

み‐すまる【御統】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語、「すまる」は「すばる(統)」に同じ ) 多くの玉を一本の糸に貫いて環状にしたもの。上代、首または腕にまいて飾りとした。みすまろ。
    1. [初出の実例]「天なるや 弟棚機(おとたなばた)の 項がせる 玉の美須麻流(ミスマル) 美須麻流(ミスマル)穴玉はや」(出典古事記(712)上・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android