御蔵半紙(読み)おくらはんし

精選版 日本国語大辞典 「御蔵半紙」の意味・読み・例文・類語

おくら‐はんし【御蔵半紙】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代山陰山陽四国地方の各藩で作られた半紙塵紙の類で、最大需要地大坂の自藩蔵屋敷に送られ商人に払い下げたもの。
    1. [初出の実例]「いれておく・おぐらはんしのしきりわら」(出典:雑俳・雪の笠(1704))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android