御跡(読み)みあと

精選版 日本国語大辞典 「御跡」の意味・読み・例文・類語

み‐あと【御跡】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 )
  2. 貴人の足あと。
    1. [初出の実例]「美阿跡(ミアト)作る石の響きは天(あめ)に到り地(つち)さへ揺すれ父母がために諸人のために」(出典仏足石歌(753頃))
  3. 聖人・貴人、または尊敬すべき男などが訪れた所や行なった仕事や行為形跡
    1. [初出の実例]「風に散る花橘を袖に受けて君が御跡(みあと)としのひつるかも」(出典:万葉集(8C後)一〇・一九六六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android