精選版 日本国語大辞典 「御霊のふゆ」の意味・読み・例文・類語 みたま【御霊】 の ふゆ ① ( 「ふゆ」は「振(ふ)ゆ」、あるいは「殖(ふ)ゆ」の意という ) 神、または天皇の恩徳、加護、威力を敬っていう語。[初出の実例]「国むけし鋒(ほこ)のさきより伝へ来る美太末農扶由(ミタマノフユ)はけふそうれしき〈矢田部公望〉」(出典:日本紀竟宴和歌‐天慶六年(943))② 死者の霊魂をまつる冬。[初出の実例]「暇(いとま)なみかひなき身さへいそかくれみたまのふゆとむべもいひけり」(出典:曾丹集(11C初か))御霊のふゆの補助注記②の意は①の意を誤解して生じたものか。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例