御霊のふゆ(読み)みたまのふゆ

精選版 日本国語大辞典 「御霊のふゆ」の意味・読み・例文・類語

みたま【御霊】 の ふゆ

  1. ( 「ふゆ」は「振(ふ)ゆ」、あるいは「殖(ふ)ゆ」の意という ) 神、または天皇の恩徳加護威力を敬っていう語。
    1. [初出の実例]「国むけし鋒(ほこ)のさきより伝へ来る美太末農扶由(ミタマノフユ)はけふそうれしき〈矢田部公望〉」(出典日本紀竟宴和歌‐天慶六年(943))
  2. 死者霊魂をまつる冬。
    1. [初出の実例]「暇(いとま)なみかひなき身さへいそかくれみたまのふゆとむべもいひけり」(出典:曾丹集(11C初か))

御霊のふゆの補助注記

の意はの意を誤解して生じたものか。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ほこ 実例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む