御馬皇子(読み)みまのおうじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「御馬皇子」の解説

御馬皇子 みまのおうじ

記・紀にみえる履中天皇皇子
母は葦田宿禰(あしだのすくね)の娘,黒媛。安康天皇3年,兄の市辺押磐(いちのべのおしはの)皇子が皇位をあらそう大泊瀬(おおはつせの)皇子(雄略天皇)に謀殺されたため,大和(奈良県)の三輪身狭(みわの-むさ)のもとへのがれようとしたが,三輪の磐井(いわい)で捕らえられた。処刑されるとき,磐井の水は王だけはのめないと雄略呪詛(じゅそ)したという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android