復庵宗己(読み)ふくあん そうき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「復庵宗己」の解説

復庵宗己 ふくあん-そうき

1280-1358 鎌倉-南北朝時代の僧。
弘安(こうあん)3年生まれ。小田治久猶子延慶(えんきょう)3年元(げん)(中国)にわたり,中峰明本(みんぼん)の法をつぐ。建武(けんむ)2年郷里の常陸(ひたち)(茨城県)に臨済(りんざい)禅の道場正受庵をひらく。のち法雲寺と改称,関東の一大禅林となった。延文3=正平(しょうへい)13年9月26日死去。79歳。著作に「大光禅師語録」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android