…
[地形の規模]
地形の把握は観察や生活体験から得られるのが普通であるが,広く客観的にみるには各種縮尺の地形図,宇宙画像,空中写真等が必要となる。この場合同じ地形といっても,把握される規模の大小によって認識される内容が大きく異なり,地形規模により大・中・小・微地形に分けて考えられている。大陸移動説の論拠となったような,南アメリカ大陸東岸とアフリカ大陸西岸のそれぞれの海岸線の特徴から,両大陸の接着を想定し,その整合性を論ずるような場合は〈大地形〉を扱っていることになる。…
※「微地形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...