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浜堤 ひんていbeach ridge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

浜堤
ひんてい
beach ridge

海岸の汀線付近に形成される砂礫から成る堤状の地形。海岸近くの海底傾斜が比較的ゆるやかな場合,巻き波が海底の砂礫を陸のほうへ打上げ,汀線に沿って高さ数m,幅数十~100mの砂礫堆を形成する。海底の傾斜が非常にゆるやかな場合,砂礫堆は沖合いに形成され,沿岸州となる。

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百科事典マイペディアの解説

浜堤【ひんてい】

海岸の砂礫(されき)が波浪により陸側に打ち上げられて形成された海岸線に平行に走る堤。高さ数m以下。浜堤を土台にして海岸砂丘の形成されることが多い。
→関連項目沿岸流海岸地形砂浜海岸

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大辞林 第三版の解説

ひんてい【浜堤】

砂浜の海岸線に沿って形成される砂の高まり。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

浜堤
ひんてい

砂浜海岸において、海岸線に平行に形成された砂礫(されき)の堤防状の高まりをいう。暴浪によって満潮線よりすこし上位まで砂礫が打ち上げられて形成され、2、3列から100列くらいまで、平行した砂礫の堤防をつくるので、浜堤列とよばれることがある。浜堤と浜堤の間には凹地列が形成される。高さは2~3メートルのものからイギリスのチェシル浜のように13メートルに達するものまである。これらの浜堤のおのおのの列は旧海岸線を示すので、浜堤によって海岸線の発達過程を知ることができる。[豊島吉則]

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世界大百科事典内の浜堤の言及

【海岸】より


[砂質海岸]
 砂質海岸はその構成物質によって礫浜と砂浜に区分される。礫浜は主として礫から構成され,波によって汀線付近に打上げられた砂礫が堤状に堆積して,浜堤(ひんてい)とよばれる砂礫の高まりが汀線に平行して発達する。浜堤は波,潮汐の条件によって変動しやすく,たやすく発生,消失する。…

【海岸平野】より

…日本では,房総半島の九十九里浜平野,北海道の湧払平野,秋田平野などが典型的な海岸平野であり,いずれも約6000~1万年前に起こった縄文海進によって一度海底になった土地が,6000年前以降の海退によって陸化して現在みるような平野が形成された。これらの海岸平野には,昔の海岸線付近で形成された浜堤(ひんてい)とよばれる細長い地形的な高まりが現在の海岸線にほぼ平行して多数存在し,6000年前以降の陸化の過程を示している。浜堤の上に砂丘が発達している場合も多い。…

※「浜堤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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