微茫(読み)ビボウ

デジタル大辞泉 「微茫」の意味・読み・例文・類語

び‐ぼう〔‐バウ〕【微×茫】

[ト・タル][文][形動タリ]かすかでぼんやりしているさま。
「月に淡き銀河一道、―として白く海より海に流れ入る」〈蘆花不如帰

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精選版 日本国語大辞典 「微茫」の意味・読み・例文・類語

び‐ぼう‥バウ【微茫】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ぼんやりしていて、はっきりしないさま。かすかでさだかでないさま。模糊
    1. [初出の実例]「春雨濛濛江楼黒、悠悠雲樹尽微茫」(出典:文華秀麗集(818)上・江楼春望〈小野岑守〉)
    2. 「月に淡き銀河一道、微茫(ビバウ)として白く海より海に流れ入る」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉下)
    3. [その他の文献]〔陳子昂‐感遇詩〕

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