徳王村(読み)とくおうむら

日本歴史地名大系 「徳王村」の解説

徳王村
とくおうむら

[現在地名]北部町徳王

井芹いせり川左岸の台地斜面にあり、北は坂下さかのした村、東は山室やまむろ(現熊本市)に接する。慶長一三年(一六〇八)検地帳によれば、田方九町九反余・畠方二四町五反余、分米二九四石五斗余で、田畠合せて四町二反余、二一石八斗余が永荒となっており、家数三八・人数四二、牛七・馬一とある。「国誌」によると五町手永に属し、村名のもととなった「王ノ墓」と称するものがあるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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