坂下(読み)さかした

精選版 日本国語大辞典 「坂下」の意味・読み・例文・類語

さか‐した【坂下】

[1] 坂の下。坂の登り口。さかもと。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「坂下(サカジタ)に待たせて置た車に乗って三人の者はこれより上野の方へと参った」
[2] 岐阜県中津川市の地名木曾川沿い長野との県境にある。かつては養蚕業の一中心地。現在は製材業が盛ん。JR中央本線が通じる。

さかのした【坂下】

(「さかした」とも) 三重県亀山市の地名。鈴鹿峠南側のふもとにあり、東海道五十三次の関と土山との間にあった宿駅

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デジタル大辞泉 「坂下」の意味・読み・例文・類語

さかした【坂下】[地名]

三重県亀山市の地名。鈴鹿峠の東のふもとで、もと東海道五十三次の宿駅。

さか‐した【坂下】

坂のした。坂の登り口。さかもと。⇔坂上

さか‐もと【坂下/坂本】

坂の上り口。坂の下。

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日本歴史地名大系 「坂下」の解説

坂下
さかんそ

[現在地名]名張市安部田 坂ノ下

名張から奈良へ行く主要路は笠間かさま峠越の道であり、峠に登る坂の下に発達した集落なのでこの地名が生れた。サカンソという俗称は坂裾からの転訛であろう。建長四年(一二五二)正月一一日付尼観明房田畠処分状(百巻本東大寺文書)によれば、黒田くろだ本庄内坂下の畠二段ほかを善俊房に譲っているが、当時坂下は黒田に含まれていたらしく、ここから笠間峠に登る坂も黒田坂と称されたものであろう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「坂下」の意味・わかりやすい解説

坂下
さかした

岐阜県南東部,中津川市中東部の旧町域。木曾川中流域の木曾谷の南西部にある。 1911年町制。 2005年中津川市に編入先史時代遺跡がみられる。農林業を主とし,中心集落には製材,繊維工場が立地手漉き和紙特産裏木曾県立自然公園に属する。

坂下
さかした

三重県北部,亀山市中北部の旧村域。地名は鈴鹿峠の下に位置することに由来。東海道五十三次の宿場町で,京からは峠を下っての泊まり,江戸からは峠にかかる前の宿泊地として栄えた。天保年間 (1830~44) の頃は本陣3,脇本陣1を含む戸数約 300のうち,3分の1が旅籠屋であった。明治以後は交通機関の変化によりその役割を終えた。

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事典・日本の観光資源 「坂下」の解説

坂下

(三重県亀山市)
東海道五十三次」指定の観光名所。

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世界大百科事典内の坂下の言及

【会津坂下[町]】より

…町の西半分は丘陵からなり,只見川が北流する。中心地の坂下は越後街道の宿場町として発達し,会津若松,喜多方,会津高田,柳津などからいずれも12kmほどの距離にある交通の要衝で,六斎市もたった。明治・大正期には郡役所も置かれ,大沼,河沼を合わせた両沼地方の行政・商業の中心でもあった。…

※「坂下」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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