20世紀日本人名事典 「徳田百吉」の解説
徳田 百吉
トクダ モモキチ
昭和・平成期の陶芸家(九谷焼)
- 生年
- 明治40(1907)年11月1日
- 没年
- 平成9(1997)年9月8日
- 出生地
- 石川県小松市
- 本名
- 徳田 外次(トクダ ソトジ)
- 別名
- 前名=徳田 八十吉(トクダ ヤソキチ)(2代目)
- 学歴〔年〕
- 小松中卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日展北斗賞〔昭和29年〕「銀杏飾皿」,小松市文化賞,北国文化賞,勲四等瑞宝章
- 経歴
- 名陶工として広く知られた養父の初代徳田八十吉、安達陶仙、富本憲吉に師事。大正13年、15歳のときに商工省工芸展覧会に初入選するなど早くから才能を発揮し、戦前、戦後を通じ各種の展覧会に出品、受賞を重ねた。昭和31年2代目八十吉を襲名。独自の金襴手技法を創出、上絵付技法に新しい世界を開いた、現代九谷焼を代表する名手。石川県指定無形文化財、九谷焼技術保存会会長を務めた。平成元年11月徳田百吉に改名。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報