てっ‐しょ【徹所・徹処】
- 〘 名詞 〙 ( 「徹」はきわめる、あきらかにするの意 )
- ① きわめたところ。あきらかにしたところ。
- [初出の実例]「古人の徹処にいたり、今時の印記をうくべし」(出典:伝光録(1299‐1302頃)商那和修尊者)
- ② 転じて、あきらかなしるし。はっきりとした証明。証拠。手証(てしょう)。徹蹤(てっしょう)。
- [初出の実例]「四字が毛詩の語也。てっしょに引たぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)四)
- 「的証(テッショ)見付けた老耄(おいぼれ)め」(出典:浄瑠璃・愛護若塒箱(1715頃)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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