心に任す(読み)こころにまかす

精選版 日本国語大辞典 「心に任す」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 に 任(まか)す

  1. ① 自分の思うままにする。勝手気ままにふるまう。
    1. [初出の実例]「山高み見つつわがこし桜花風は心にまかすべらなり〈紀貫之〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春下・八七)
    2. 「この、今からもの宣ふ男は、上にも下にも、心にまかせて交り歩く人なれば」(出典:平中物語(965頃)三四)
  2. ② ( 否定の語を伴うことが多い ) 自分の思うようになる。思い通りに事が運ぶ。
    1. [初出の実例]「などか、翁のおほし立てたらんものを、心にまかせざらん」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
    2. 「わしも共にと思へども心(ココロ)に任(マカ)せぬこの病」(出典:歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)中幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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