心の馬(読み)ココロノウマ

デジタル大辞泉 「心の馬」の意味・読み・例文・類語

こころ‐の‐うま【心の馬】

《「心馬しんめ」を訓読みにした語》心が激しく働き、抑えにくいことを勇みはやる馬にたとえていう語。→意馬心猿いばしんえん
「―を急がせ、岡崎の長橋わたりて」〈浮・一代男・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「心の馬」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 馬(うま)

  1. ( 「衆経撰雑譬喩‐上」の「欲求善果報、臨命終時心馬不乱、則得随意、往不可不先調直心馬」による ) 馬が勇み逸(はや)って押えがたいように、感情が激して自制しがたいこと。意馬。心の駒。
    1. [初出の実例]「あらそへる心のむまののり物に かちたるかたのいさむみだれ碁〈よみ人しらず〉」(出典:新撰菟玖波集(1495)雑)

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