意馬(読み)イバ

デジタル大辞泉 「意馬」の意味・読み・例文・類語

い‐ば【意馬】

心の働きが盛んで静まらないことを、走る馬にたとえていう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「意馬」の意味・読み・例文・類語

い‐ば【意馬】

  1. 〘 名詞 〙 意、すなわち心の働きの移り変わることを奔馬の動きの激しさにたとえた語。→意馬心猿
    1. [初出の実例]「智海心魚漁、法城意馬馳」(出典:玉造小町子壮衰書(10C後))
    2. 「その心の位、意馬(イバ)奔走は、初学の間はおなじけれ共、その修行の道は真妄各別なり」(出典翁問答(1650)下)
    3. [その他の文献]〔許渾‐贈杜居士詩〕

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