心安さ(読み)こころやすさ

精選版 日本国語大辞典 「心安さ」の意味・読み・例文・類語

こころやす‐さ【心安さ】

〘名〙 (形容詞「こころやすい」の語幹接尾語「さ」の付いたもの) 気をつかわず、のんびりしていること。また、その度合
源氏(1001‐14頃)真木柱「かたすみに隠ろへてもありぬべき人の心やすさをおだしう思給へつるに」
※薤露行(1905)〈夏目漱石〉二「住み倦めば山に遯(のが)るる心安(ココロヤス)さもあるべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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