心情け(読み)うらなさけ

精選版 日本国語大辞典 「心情け」の意味・読み・例文・類語

うら‐なさけ【心情・裏情】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「うら」は「こころ」の意 ) 心のうちに秘めている愛情
    1. [初出の実例]「こひの暮とやいつはりを、たのみ顔なるうらなさけ、むかひていふもさすがなり」(出典:曾我物語(南北朝頃)四)
  3. ( 裏情 ) 見せかけの愛情。うらはらの愛情。
    1. [初出の実例]「名の為に死ねと継母の裏情」(出典:雑俳・媒口(1703))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む