心慌(読み)こころあわたたし

精選版 日本国語大辞典 「心慌」の意味・読み・例文・類語

こころ‐あわたたし【心慌】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙
  2. ① 気持が落ち着かない。気ぜわしい。そわそわした気分である。いらだたしい。
    1. [初出の実例]「ものいみも、今日ぞあくらんと思ふ日なれば、こころあはたたしく思ひつつ、物とりしたためなどするに」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
    2. 「花もやうやうけしきだつほどこそあれ、折しも雨風うちつづきて、こころあわたたしく散り過ぎぬ」(出典:徒然草(1331頃)一九)
  3. ② 胸騒ぎがする。不吉な予感がする。落ち着かないで不安である。
    1. [初出の実例]「いと心あはたたしければ川の水に手を洗ひて清水の観音を念じ奉りても、すべなく思ひまどふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)

心慌の派生語

こころあわたたし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

心慌の派生語

こころあわたたし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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