心有(読み)こころある

精選版 日本国語大辞典 「心有」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ある【心有】

  1. 〘 連体詞 〙 ( 「こころあり」の連体形から ) あたたかい思慮分別がある。良識がある。
    1. [初出の実例]「日本の金貨が外国へどんどん出るさうだ、ハテ困ったものだと心有る人が常に心配しますが」(出典:朝野新聞‐明治八年(1875)一二月八日)
    2. 「心あるものはいづれもこの人を推して」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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