心筋シート(読み)しんきんしーと

知恵蔵mini 「心筋シート」の解説

心筋シート

重症心不全の治療に用いられる再生医療製品の一つで、重症心不全の患者から採取した足の筋肉細胞を培養して作った細胞シート。これを患者本人の心臓に貼り付け、機能の回復を図る。培養する細胞は患者自身の自家細胞であるため、拒絶反応がないことが特徴。心筋シートによる治療法を開発した大阪大学と医療機器メーカーのテルモ株式会社が共同で研究を進め、2015年9月に「ハートシート」の名称で製品化。16年1月、同製品による治療について公的医療保険適用が開始された。

(2016-1-21)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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