心臓粘液腫(読み)しんぞうねんえきしゅ(その他表記)myxoma of the heart

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心臓粘液腫」の意味・わかりやすい解説

心臓粘液腫
しんぞうねんえきしゅ
myxoma of the heart

心房内にできたポリープ状の,粘液組織類似の組織から成る腫瘍状の病変をいう。心臓腫瘍全体の約 50%,原発性心臓腫瘍の約 75%を占める,ポリープ状または球状の腫瘍。女性に多く,30~60歳代で発生する。心房中隔の左心房側に生じるものが多く,右心房側にもみられるが,心室に生じることはまれである。腫瘍が脆弱で塞栓となりやすい。左心房に生じたものでは僧帽弁狭窄症と鑑別できないこともある。うっ血性心不全,ショック,塞栓症などの危険が大きいので,診断がつき次第,早急に腫瘍摘出術を行う。

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