ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心臓鏡」の意味・わかりやすい解説 心臓鏡しんぞうきょうcardioscope 心臓外から心臓内に挿入して,心臓内腔の様子や弁の動きなどを観察する装置。心臓内部の血液を排除しないと見えないので,透明なリンゲル液を噴出したり,透明なプラスチック棒を入れたり,薄いゴム嚢をふくらませたりする。日本では榊原型などがあり,弁の動きの写真撮影に成功したが,現在は,体外循環によって直視下に静止心の内部を観察しながら手術を行うので,心臓鏡はほとんど用いられない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by