忍三重(読み)しのびさんじゅう

精選版 日本国語大辞典 「忍三重」の意味・読み・例文・類語

しのび‐さんじゅう ‥サンヂュウ【忍三重】

〘名〙 下座音楽の一つ三重の一つで、暗やみでの静かな探り合いに用いる。「忠臣蔵五段目や「鈴ケ森」などにある。
洒落本・玉之帳(1789‐1801頃)一「しかけの地は黒まくにやぶだたみのもよふで、捨鐘忍び三重で出るのじゃあねへか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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