忍阪火葬墓(読み)おつさかかそうぼ

日本歴史地名大系 「忍阪火葬墓」の解説

忍阪火葬墓(忍阪一〇号墓)
おつさかかそうぼ

八号墳のすぐ東、同じ尾根の南斜面から、金銅製蔵骨器と凝灰岩製の外容器および石室の板石と考えられるものが耕作中に偶然掘出された(第二次世界大戦直後で正確な年月は不明)。推定出土地点も発掘されたが、石室の遺構は発見できなかった。蔵骨器もいつか紛失したが、その外容器は橿原考古学研究所付属博物館に収蔵されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 長方形 年月

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android