志田平村(読み)しだのひらむら

日本歴史地名大系 「志田平村」の解説

志田平村
しだのひらむら

[現在地名]神林村志田平

山居さんきよ山の西南山裾にあり、東は上助淵かみすけぶち村、南は下助淵村に接する。慶安二年(一六四九)上助淵村より分村した(元禄一三年「殿岡組新入村々帳」板垣総兵衛氏蔵)。元禄郷帳に同村枝郷として村名がみえる。寛文六年(一六六六)検地帳(同氏蔵)によれば、高八七石五斗余・田畑八町四反四畝余。天明六年(一七八六)の村明細帳(同氏蔵)によれば新田畑は三町五反一畝を占める。松林・百姓用水林各一ヵ所がある。用水は上助淵地内の字牛沢うしざわに三ッ屋堰を設け、上助淵村地内四一〇間・下助淵村地内二〇〇間・当村地内一二五間の水路を引き三ヵ村の用水川とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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