デジタル大辞泉
「忘ずる」の意味・読み・例文・類語
ぼう・ずる〔バウずる〕【忘ずる】
[動サ変][文]ばう・ず[サ変]
1 わすれる。忘却する。「故郷―・じがたし」
2 (「前後を忘ずる」「思いに忘ずる」などの形で)正気を失う。われを忘れる。
「前後を失ひ、思ひに―・じ果ててぞ居たりける」〈流布本曽我・七〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぼう‐・ずるバウ‥【忘】
- 〘 他動詞 サ行変 〙
[ 文語形 ]ばう・ず 〘 他動詞 サ行変 〙 - ① わすれる。忘却する。
- [初出の実例]「心性ふたつながら忘ずといふは、心の説あらしむる分なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)説心説性)
- 「古郷を忘ぜず生国をおもんじ」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)五)
- ② ( 「前後を忘ずる」「思いに忘ずる」などの形で ) 正気を失う。われを忘れる。
- [初出の実例]「前後を失ひ、思ひにばうじ果ててぞ居たりける」(出典:曾我物語(南北朝頃)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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