忠言耳に逆う(読み)ちゅうげんみみにさかう

精選版 日本国語大辞典 「忠言耳に逆う」の意味・読み・例文・類語

ちゅうげん【忠言】 耳(みみ)に=逆(さか)う[=逆(さか)らう]

  1. ( 「孔子家語‐六本」の「良薬苦於口而利於病忠言於耳而利於行」による ) いさめることば忠告は、すなおに聞き入れられにくい。諫言(かんげん)耳に逆らう。
    1. [初出の実例]「良薬は口ににがくして、しかも病に利あり。ちうげんはみみにさかひて、しかも行を利せり」(出典:曾我物語(南北朝頃)四)

忠言耳に逆うの補助注記

「正法眼蔵‐谿声山色」に「道心をしらざるともがらに、道心ををしふるときは、忠言の逆耳するによりて、自己をかへりみず、佗人をうらむ」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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