忠賞(読み)ちゅうしょう

精選版 日本国語大辞典 「忠賞」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しょう‥シャウ【忠賞】

  1. 〘 名詞 〙 忠功を賞すること。忠功のあった人にほうびを与えること。
    1. [初出の実例]「義朝を忠賞(チウシャウ)せずは有べからずと云宣旨下されける上は、子細を申すに及ばず」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)
    2. 「君御一統の御時に、尤忠賞(チウシャウ)有べしとて国中を尋ねられけるに」(出典:太平記(14C後)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android