思い替う(読み)おもいかう

精選版 日本国語大辞典 「思い替う」の意味・読み・例文・類語

おもい‐か・うおもひかふ【思替・思換】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 室町時代頃からヤ行にも活用した ) 思いを他に移しかえる。また、それまでの考え、価値の置き方などを改める。
    1. [初出の実例]「いかなる人の腹に公達をまうけ給ふとも、おもひかへずしてそだてて、わらはが形見(かたみ)に御らんぜよ」(出典平家物語(13C前)一一)
    2. 「ゾンブンヲ vomoicayuru(ヲモイカユル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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