思し合わす(読み)おぼしあわす

精選版 日本国語大辞典 「思し合わす」の意味・読み・例文・類語

おぼし‐あわ・す‥あはす【思合】

  1. 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 ( 「おもいあわせる(思合)」の尊敬語 )
  2. 思いくらべてお考えになる。
    1. [初出の実例]「こと人よりはけうらなりとおぼしける人の、かれにおぼしあはすれば人にもあらず」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. あれこれ考え合わせた結果、なるほどとお思いになる。お思いあたりになる。
    1. [初出の実例]「くまなく見あつめたる人の言ひし事は、げにとおぼしあはせられけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android